予想外の嵐の中、航海は困難を極めていた。
黒く重い潮を全身に浴び、豪華客船クリサニア号は、苦痛に身を震わせている。
1921年9月13日午後7時11分。
その後永久に陽の目を見ることのない航海日誌には、
「記録的な大波が観測され、船を襲った。」
そう小さく記された。
それは乗員乗客2300人を乗せた史上最大の客船の、皮肉な最期である。
幸福の絶頂から悪夢への転落。
耐え難いその現実は、人々を深淵の恐怖に陥いれ、人間の心を瞬く間に奪い去った。
死神のように。
そうして本当の悲劇の幕は切って落された‥‥‥。
まぁ簡単に言うと沈没しかけた船から脱出せよ!
っていう感じのゲーム。
プリンスオブペルシャと似た部分がある。
まず一つは操作性に難があること。
二つ目は、ゲームをクリアするまでに制限時間が設けられていること。
似てる!!!!
まずは4人の主人公の中から1人選んでゲームスタート。
転覆する前の楽しげな豪華客船のシーンが流れる。
しばらくすると突如大きな揺れが襲い、転覆。
ゲームやってる俺がびっくりしちゃったよ。急にだからねぇ。
んで、主人公が気がつくと、今まで近くにいた人が横たわっている。
調べてみると死んでるらしい。
しかも背景が微妙におかしい。なんだ?と思ってよく見てみる。
・・・上下が逆になっていやがる。
ただでさえ難しいこの手のゲーム、上下逆って・・・orz
階段上りたくても逆だから上れない。挙句の果てに海の上にいるもんだから、微妙にゆっくり画面が上下にゆれてる。やってるうちに酔ってきた・・・。
全然出口も分からず、てくてく歩いていると、突然画面がシェイク。
45度ほど右側に傾く。・・・そうか。転覆して海の上だもんな。
って理解したのはいいけど、今まで斜めになってた部分が壁になって上れない!
よくできてるなぁ、このゲーム。とただただ関心。プリペルにこの機能ついてたら最悪の難関ゲームになってたんだろうなぁ、と思った。
2時間程プレイして、なにやら音の違うマップに移動。
背景にタンクとかあって、すげー怪しい。
もしやここが出口なんじゃないか?と上に上ってみる。
が、ココ結構難しい。高いところから飛び降りると、主人公が気を失って、5分のタイムロスになってしまう。
ここは慎重に・・・とやってても落ちちゃう。
色々やってるうちに、普段は暗いこのフロアに明るい光がさしてきた。
思わず朝になったのか!?と思ったのは↓のシーン。
多分違いますね。いったい何だったんだろうか・・・。
朝はさておき、あっさり時間切れになりガメオベラ。
また最初からプレイ。このタンクフロアに来たのがまぐれだったのに、また行けと。
迷っているうちに、タンクフロアまでの道を覚える。
いざタンクフロア攻略に挑戦。
合計1時間程度やってると、ついに怪しい扉を発見。
中に入ってみると外だー!!
脱出だー!しかも夜で空は晴れてる。
・・・ということは、やはりさっきの光は太陽光じゃなかったわけで・・・。
喜んだのもつかの間、なにやら色々主人公が言われてるぞ。
「君はいったい何をしていた!?」
怒鳴るなよ、うるせーな。とも言ってられない。
どうやら中に生存者がいるかもしれないので、それを見捨てたとか見捨ててないとかっていう話らしい。
ってことはこれ、バッドエンディングじゃん(´Д`;)