主人公とその恋人・奈美は、ドライブの途中事故を起こしてしまい、車も落雷により倒れてきた木に押し潰され、帰れなくなってしまう。
途方に暮れていた二人は、灯りを頼りに発見した無人の洋館で休息を取ることにするのだが、しかしそれは弟切草の伝説にまつわる恐怖の一夜の始まりであった......。
今回はサウンドノベルのパイオニア「弟切草」をプレイ。
平均三つの選択肢から自分の好きな選択肢を選んでシナリオを進めて行く、という典型的なサウンドノベルゲーム。
「かまいたちの夜」とは違い、ゲーム全体の長さが短いので何度もプレイしやすいと感じた。
また、選んだ選択肢によって物語全体が変化していくのも凄いなぁと思った。
ある選択肢でAを選ぶと、敵はこのキャラクター。Bを選ぶとAでは敵だったキャラクターが味方になり別のキャラクターが敵になる、と極端な説明をすればわかるだろう。
しかし全体を通してありえないことづくしだった。
リアリティを求めてはいないけど、現実離れしすぎていてゲームにのめり込めないことも多々あった。
とは言え、ゲーム中の音楽(効果音が主体だが)は中々のものだった。
当時のスーファミの音源とPCで使われていたFM音源、どちらが色々な音を表現できるのかわからないけど、FM音源で作られたゲームの曲を思い出させてくれた感じの曲や効果音だった。
このゲームもPSでリメイク発売されているが、ベタ塗りなドットと、スーファミの音楽が俺には合っていると思うのでリメイク版は今後プレイしないでしょうな。